【公務員退職】「公務員=安定」は、安定というか束縛だ
世間一般にも職場内でも、公務員は安定した職業だと考えられています。
「安定しているから」という理由で公務員を選択する人も少なくありません。
そのため、公務員試験を受ける人は可能な限りの様々な試験を受け、合格した中から就職先を選んだりもします。
「○○になりたい」ではなく「安定している公務員になりたい」からです。
そんな、一生安泰と言われる公務員ですが、消防士として4年勤めた今、「公務員=安定」の考えに疑問を持つようになりました。
安定というか束縛じゃないか??
公務員は潰しがきかない
民間企業の転職市場において、公務員の職歴はほとんど考慮されないと言われます。
毎年同じような業務の繰り返しで、競争やノルマがなく、残業することなく定時で帰宅できる、のほほーんとしたイメージが根強く、お役所気質と考えられがちです。
世間一般のイメージに加えて、公務員特有の規則や業務内容に染まること数年
気がついた時には、公務員を辞めたら何もできない状況になっている。
公務員しかできない
それって、安定してると言えるのでしょうか。
安定ってなに?
そもそも安定って何でしょうか。
一般的に言われる公務員が安定している理由を挙げてみます。
毎月振り込まれる給料
半年に1回もらえるボーナス
充実した福利厚生
社会的信用
リストラがなく、低い離職率
確かに魅力的です。
公務員になった瞬間から、このような安定した雇用条件が保証され、定年までのレールが敷かれます。
しかし、その魅力的な安定した雇用条件を捨てるのがこわいために、やりたいことに目をつむって、レールからはみ出ないようにしがみついている状態は、安定といえるのでしょうか。
踏み出す一歩を躊躇させているのが「安定」なら、それはもはや「束縛」です。
しかもその縛りは、勤続年数を重ねるごとに強まります。
本当の安定って何だろう?
本当の安定って、組織じゃなくて一個人として生きていけることじゃないでしょうか。
組織に所属せずにフリーランスとして生きるのがいいんだ!というわけではなくて
フリーランスでも民間企業でも公務員でも、現状に固執することなく、どこでもやっていける力があるひとが本当に安定していると言えます。
公務員こそ一個人として安定するための力をつけるべき
公務員になると、定年まで勤め上げることに何の疑問も持たない人がほとんどです。
そのまま数十年、疑問を持たずに定年で退職できれば問題はありませんが、公務員だって自主退職(に追い込まれる)もあれば懲戒免職だってある。
もっと実力主義の世界で自分の力を試したくなるかもしれないし、世界一周に出たくなるかもしれない。
いざという時、「安定」にしがみついて動けなくならないように、語学やIT技術など様々な技術、資格取得で、個人としての強みをプラスしていくべきです。
では!